これは私が学生時代、就職活動中に一番不安だったことです。大学で日本文学について勉強していた私は、福祉の世界についてはまったく知識がありませんでした。ですが、その心配は必要なかったと今になっては思います。なぜなら、実際に現場を経験するなかで勉強できることがたくさんあります。そして、チームで利用者さんを支援していくなかでは、いろいろな視点を持った人が集まると、色とりどりのアイデアが生まれる時もあるのです。多角的な視点が大切な仕事ですから、福祉を学んでいる学生さんは勿論、文系や理系その他を学んでいる方であっても「人と関わることが好き」な方なら、その考え方やアイデア、視点が活かせると思います。