私が高校生の時に母の病気が発覚し、治療のため入退院を繰り返していました。
病院嫌いな母でしたが、病状の悪化に伴ってせん妄も出現し、帰宅願望が強くなりました。家族間で話し合いを行い、在宅療養に切り替えることになりました。
退院に際して、訪問診療や訪問看護を導入する事になりましたが、病気の進行が早く、看護師訪問前に自宅で息を引き取りました。
この経験から、自宅療養を望む利用者様やご家族様の支えになれるような、訪問看護師になりたいと思うようになりました。
大学卒業後は大学病院で数年勤務。退職後は、かねてより望んでいた訪問看護の道に進みたいと思いました。
当事業所は、住み慣れたご自宅で安心して生活ができるように支援する事を目標としている事、また私の地元でもあるため、慣れ親しんだ地域で働きたいと思い入社しました。