支援によって利用者様の可能性を引き出せた時です。
私は、支援を考える際に「この人にはできないから無理だ」などと考えるのではなく「この人にはもっとできることがあるのではないか」と捉え実践するよう心掛けています。1年目の時に担当していた利用者で、生産作業(インスタントコーヒーの袋詰め)が難しいとされていた方がいました。その方は、手順が分からなくなると作業が雑になってしまう、途中で終了してしまうなどの課題がありました。それならば「常に手順を確認できる環境を整えよう」と思い、手順書を見える位置に提示し、作業の際に使う自助具(袋に詰める物が順番に置いてあるボックス)を準備して取り組みました。すると1週間後には作業を間違えることもなくなり、作業スピードも向上していました。環境を変えることでこんなにもできる事が増えるのかと驚くと同時に、利用者の可能性を引き出すことができ、この仕事にやりがいを感じました。