【異動になることに涙を流してくださった利用者】
奈良の施設から宝塚へ異動になるときに、利用者へ挨拶をしていると涙を流して悲しんでくださった方がいました。当時、認知症特化フロアで働いていて、“寂しくなるね”とその時に言ってくれる利用者は多くいましたが、異動するまで出勤の度に涙を流しぎゅっと手を握ってくださったこと、「ずっとそばにいてほしかった、行かないでほしい。」と言われたときにはその方との関係の構築や、時間を共有してきたことがきちんと受け入れられていたことを実感しました。たくさんの“ありがとう”や“その人らしさ”を探すことにやりがいを感じていますが、認知症の人との関係構築などあまり目の見えないことを実践できたことは、今働けている私の自信にも繋がっていると思います。